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伸び~るエラストマ/ゴム伸縮電極

配向CNTをゴムや伸縮誘電エラストマに転写; 人工筋肉、アクチュエータなどに

 CNTゴムシートの導電性.png

 耐熱温度の関係で、ゴムや樹脂などの高分子フィルムにはCNTを直接成長させることはできません。しかし 、無機耐熱基板に垂直配向CNTを一旦成長させてから、熱加圧の簡単な方法によって、垂直配向CNTを基板から樹脂フィルムな どに転写することができます。特に当社の長尺配向CNTは転写しやすい特徴があり、各種高分子フィルムなどの基材に転写でき ます。

              伸び?るCNT電極のイラスト.jpg

 転写後のCNTは、一方のCNT先端が樹脂やゴムフィルムに埋もれて固定され、もう一方の先端と茎部はフィル ムの表面にブラシのように露出します。露出しているCNT茎部分は柔らかく任意に曲がりますので、接触抵抗が小さく、わずか なコンタクト圧でも良い導通が取れ、独特な表面接触抵抗特性を示します。さらに、ゴムシートに転写した場合、ゴムシートを大幅に伸ばしても、切れることなく、導通が保たれます。ウェアラブルデバイス、ロボット、ヘルスケア、人工筋肉、エラストマーのアクチュエーター、エラストマー発電、などの分野での電極としての利用が期待されています。 (前項のVACNT/Substrate参照)

CNT転写シリコーンシート記事.pdf

 伸縮性/フレキシブルな機械特性に加え、CNTの導電性、熱導電性、電磁波吸収特性、高比表面積、耐薬品性などの 特性を各種高分子フィルムに付与することができます。ご希望の樹脂フィルムやゴムシート、あるいは紙などの基材に配向CNT を転写させたサンプルの有償提供や試作を承っております。

■VACNT/Polymer (垂直配向CNT樹脂フィルム)


転写CNT/ポリエチレンフィルム ポリエチレン樹脂フィルムの片面に配向CNTを転写させたものです。 配向CNTの表面がマジックテープのような効果を有するため、弱いながら、粘着効果を示し、 ホワイトボードなどの光沢面にくっつき易い特徴があります。
転写CNT/ポリエチレンフィルム ポリエチレンフィルムに転写した配向CNTの断面SEM写真;垂直配向性が保たれています。
転写CNT/テフロンフィルム
テフロン(PTFE)フィルムに転写した配向CNT

■VACNT/Rubber (垂直配向CNTゴムシート)

 垂直配向CNTはフレキシブルで弾性力を有するため、 ゴムのシートやフィルムに転写すると、ゴムの伸縮性を損なうことなく、導電性、熱伝導性、電磁波吸収特性などを 持たせることができます。特に面直方向での熱伝導を要求するTIM等の用途に最適な構造です。
 シリコーンゴム、フッ素樹脂ゴムなど、多種ゴムに転写できます。

転写CNT/ゴム 配向CNT膜を転写させたゴムフィルム。伸ばしても、導電性や膜構造は変わりません。
転写CNT/フッ素ゴム シリコン基板(右上)に成長した垂直配向CNT膜の一部をフッ素樹脂ゴムシート側(右下)に転写して得られたCNT膜付き導電ゴムシート。 垂直配向性でありながら、面内方向の導電性も高い。

■VACNT/Paper (垂直配向CNTペーパー)

 各種紙にも垂直配向CNTを転写させることができます。導電性付与、耐熱性向上などに。

転写CNT/紙
配向CNT膜を転写させた紙
転写CNT/紙
配向CNT膜付き紙を鋏で切った断面部分のSEM写真